2015年11月19日木曜日

第9回あの頃の青春コンサート 2015

11月8日(日)「あの頃の青春コンサート」をくびき野フォーク村メンバーで無事開催いたしました。今年で9回目になります。昨年は会場申し込みの抽選にはずれ、ちょっと遠い中郷区のホールで開催しお客様にはご不便をおかけしました。近年利用者が増えているらしく抽選の倍率が上がっていますが、今年はリージョンプラザ上越コンサートホールで開催することができました。

午前中のリハーサルも手際良く進み、時間前から入り口で待ってくださっていた人達が
12時半の開場と共にぞくぞくと入って来られました。

さて、1時の開演時間になりました。誰の陰謀か私は今年も司会をすることになっていまして、まずは司会チーフの永井さんと共にオープニングの挨拶をしました。そして代表のS.yazawaさんの挨拶に続き、最初のグループ FAS(ファス)さんの演奏が始まりました。
演奏後、永井さんが秘密裏に計画していた企画を決行。

FASさんはいつもNSPというグループの曲をカバーしているのですが、そのNSPの中村氏とステージで演奏を終えたばかりのFASさんを生電話で繋ぐという企画でした。
電話の音声がマイクで拾えず、会場のお客様にはちょっとわかりにくかったようでした。
うまくいけば感動の電話対談だったのですが、まあいろいろなことが起こるのがライブの面白さということでしょう。

そしてWindsongの順番がやってきました。今年は「Take Me Home, Country Roads」「This Old Guitar」の2曲を演奏しました。
選曲についてはフォーク村で協議の結果、1曲は誰でもが知っている曲をフォーク村で決め、もう1曲は演奏者が自由に選ぶことになっています。



ステージ上には6本の白いスクリーンが立ててあり、そこに照明を当てる演出と、新しくフォーク村で購入したスモークマシーンが活躍して、プロのコンサートみたいな雰囲気だとお客様に喜んでいただいたようです。前夜の設営と舞台デザイン、照明担当のフォーク村メンバー頑張りました。
また、いつも音響を担当していただいているビッグサウンドさんが、本当に素晴らしい音を会場内に響かせてくれるんです。自分の歌声がいつもの10倍上手になったように錯覚して気分良く歌うことができます。

どの出演者も楽器の演奏と歌だけでなく、衣装や演出も工夫して、聞いている人に楽しんでもらえるようそれぞれの個性を発揮していました。

私は司会担当ですので各グループが演奏中、ステージ横で待機している訳ですが、会場のお客様の雰囲気がひしひしと伝わってきます。手拍子や声援が自然に涌き起こって一緒に今日のコンサートを作っている様子が。

最後に出演者とお客様全員で2曲を歌って、たくさんの拍手と笑顔にあふれてコンサートの幕を下ろすことができました。
お越しいただいたみなさま、本当にありがとうございました。またぜひ来年もお越し下さい。お待ちしています!





【出演者16組】
FAS
Windsong
ヨーコ&ケイ
くりちゃん
Sep
Paff
YABASHI
Kazu片岡&ミッチー
吟遊詩人
WU
よもぎ
あんず
ヒデ
ISO
かわいてつと
諏訪ブラザーズ&二中フレンズ

2015年11月17日火曜日

West Flash Bluegrass Picking Party 2015

今年もウエストフラッシュさん主催のグルーグラスフェスに参加させていただきました。開催されたのは11月7日(土)〜8日(日)の二日間。場所は「ゑしんの里記念館」(上越市板倉区)です。

今年は8日のくびき野フォーク村コンサートと日程が重なった上、ヒロさんは京都から帰ってこないといけないので、参加は無理だと思っていました。でもなんとか6日の夜遅くに上越に帰り着き、7日だけ参加できることになりました。
とは言っても、冬の積雪に備えてこの時期はやることが山積。午前中に車のタイヤ交換、実家の庭の雪囲いの手伝いなどを済ませ、慌ただしく車に楽器を積み込んで板倉に向かいました。

ちょっと無理しましたが、会場に着いて顔なじみの人やバンドと再会し、新しい出会いもあったりして、刺激を受けることが多く、参加して本当に良かったと思いました。
演奏が始まるとギター、マンドリン、バンジョー、フィドル、ウッドベースの音そして歌声が重なり合い、どのバンドからも軽快なリズムの楽曲が次々繰り広げられます。




私達の出番は3番目で、以下の曲目を演奏しました。
1. Sunshine On My Shoulders
2. Alaska And Me
3. The Wrangell Mountain Song
4. City Of New Orleans
5. Take Me Home, Country Roads
6. Back Home Again
7. Rocky Mountain High
8. This Old Guitar



翌日のコンサート準備でリージョンプラザに行かないといけなかったのですが、みなさんの演奏が楽しくて離れがたく、やぎたこさんの演奏をぜひ聞きたかったし、その後の鉄カブトさんも素晴らしいしと結局8時近くまでいてしまいました。
演奏活動で全国を駆け巡っていらっしゃる やぎたこさんとは、ヒロさんが北陸ブルーグラスフェスで出会ってその演奏を聞いていました。9月の伊吹山フェスにも参加されてて、ご挨拶させていただいていたので、こんなにすぐに演奏を聞く機会があるなんて!と嬉しい再会でした。


最後までいるとそれは楽しい楽しいセッションタイムがあるのですが、残念ながら途中で抜けて会場を後にしました。
楽しいイベントを開催された高橋夫妻、ウエストフラッシュのみなさま、大変お世話になりました。どうもありがとうございました。また今後もよろしくお願いいたします。


さて、それから急いでリージョンプラザに駆けつけると、ステージ設営はすべて終わっていました。以前は10時くらいまでかかって設営していたんですけど、素早く準備は終了していました。(フォーク村のみなさん申し訳ありませんでした。)
ビデオカメラだけ設置して帰りました。



【11月7日の演奏バンド】

1.ウエストフラッシュ (新潟)
2.ファイブストリングス(新潟)
3.ウインドソング   (新潟)
4.アル中ランブラーズ (新潟)
5.グラスピッカーズ  (新潟)
6.イーストバウンド  (名古屋・富山)
7.オールドタイマーズ (群馬)
8.佐渡アイランドグラス(新潟)
9.やぎたこ       (岩手・神奈川)
10.鉄カブト      (東京)


【11月8日の演奏バンド】

1.オールドタイマーズ (群馬)
2.イーストバウンド  (名古屋・富山)
3.やぎたこ       (岩手・神奈川)
4.鉄カブト       (東京)
5.佐渡アイランドグラス(新潟)
6.ブルーグラスセトラーズ(新潟)
7.グラスピッカーズ  (新潟)
8.ファイブストリングス(新潟)
9.ウエストフラッシュ (新潟)


2015年10月14日水曜日

サンデーライブ 2015/10/11

くびき野フォーク村が毎月開催しているサンデーライブに久しぶりに出演しました。
1組あたり年に2〜3回は出演できるこのイベント。前に出たのは2014年4月でしたから、1年半ぶりです。春以降に転勤になりそうだったので、Windsongとして上越での一つの区切りの意味で3月に杏理鈴でライブを開きました。これでお別れと思っていたら、4月はまだ転勤せずしかもサンデーライブに急きょ空きが出たので代わりに出演することになったのでした。

そして今年はヒロさんの休みが固定化し、連休なら帰省しやすいのでちょこちょこ上越でイベント参加しています。Windsongの存在を忘れ去られないよう頑張らなくちゃ!
だってね、今回来たお客さんから「あなたと一緒にギター弾いていた人は、川中美幸でギター弾いていた人ですか?」とよくわからない質問されましたの〜。結局「あら、ご夫婦ですか。勘違いでした。」と言って帰られました。ステージであれだけジョン デンバー専門で夫婦で演奏してますって話を繰り返してたのに…。頑張らなくちゃ!


さて、今回は「JDの曲でアメリカ周遊旅」みたいな選曲のプログラムにしました。

セットリスト
1.  I Guess He'd Rather Be In Colorado(H: 6G&vocal  / E: 6G&vocal)(H:ヒロ  / E:エリー)
2.  Alaska and Me          (H: 6G / E: 6G&vocal )
3.  Wrangell Mountain Song(H: 6G  / E: vocal)
4.  City of New Orleans       (H: 6G&vocal  / E: 6G&vocal)
5.  Back Home Again          (H: 6G&vocal  / E: 6G&vocal)
6.  Rocky Mountain High    (H: 6G&vocal  / E: vocal)
En. Sunshine On My Shoulders    (H: 6G&vocal  / E: 6G&vocal)



「 I Guess He'd Rather Be In Colorado」今はニューヨークにいる「彼」は本当はコロラドにいたかったんだろうと歌われているので、コロラドに憧れつつ出発はニューヨーク。
初めて聞いたジョンの歌がこの曲でしたので、私の原点の曲でもあります。

「Alaska and Me」「Wrangell Mountain Song」2曲続いてアラスカの歌。ジョンがとても愛したアラスカの人々と大自然の様子を一つ一つの言葉まで丁寧に歌いました。
ジョンが亡くなった4年後の2001年に、ジョンの足跡を求めてアラスカへ旅したことがあり、格別な思いがあります。

「City of New Orleans」イリノイ州からニューオーリンズまで走る列車シティオブニューオーリンズ号の歌。月探査線アポロ17号のクルーに向けてのモーニングコールに使われました。人類初めての宇宙へのモーニングコールがジョンデンバーの歌うこの曲だったなんて感慨深いものがあります。

「Back Home Again」アメリカだけでなく世界中を旅して歌い回ったジョンが家路につく時の心境を歌った曲。向かうのはコロラドの我が家。

「Rocky Mountain High」コロラドの第2州歌になったジョンの代表曲。そして10月12日はジョンの命日で、ちょうどコロラド州アスペンではこの時期、ファンが集まってジョンの曲を歌いつつ追悼(というより今ではお祭り)をしている頃。私達も日本の小さな町にいるけれど思いは同じです。大自然への畏敬の思いをこめて歌いました。

アンコールをいただいたので「Sunshine On My Shoulders」を。集まって聞いてくれているみなさんに、いつもお日様の恵みが降り注ぎますよう感謝と祈りをこめて歌いました。



30分という枠では全然語りきれないし歌いきれないジョンの音楽の世界がほんの少しでも、伝わっていたら嬉しく思います。
演奏面では、京都と上越で離れて暮らしているため、練習不足はどうしようもありません。やはり2人そろって何度も調整しつつ練習していた時のようにいかず、お聞き苦しい点が多々あったことをお詫びいたします。会場のみなさまには拍手や手拍子などで応援していただいて本当にありがとうございました。

これからも頑張って練習をして、大好きなジョンの曲を少しでも美しく表現できるようになりたいと思います。
今後もお付き合いよろしくお願いします!






2015年10月6日火曜日

人生で初めて出会ったライブは

先月京都の家(ヒロさんの単身赴任先)に行った日の晩、西陣にあるライブハウスにおじゃましました。京都でこのところずっとお世話になっているT氏から誘っていただいて、ブルーグラス、フォーク、カントリーセッションデイに参加しました。


Tさんをはじめみなさんの演奏のレベルが高く、ステージさばきもそつなく、学ぶべきことがたくさんあって聞いているだけで充分だったんですけど、まあせっかくやから演奏してみなはれってことで、ジョンの曲を歌わせてもらいました。
長年に渡っていかにジョンデンバーが好きだったか、その思いだけで歌ってます、なんて話をしたせいか、あちこちからジョンについての話題が飛び出してきました。

—ジョン デンバー好きですよ。レコード何枚も持って聞いていました。
—ミッチェルトリオにいたよね。
—日本人の子どもを養子にしたんだよね。
—81年の大阪公演に行きましたよ。ハーブ ペダーセンも来てたね。

嬉しかったですね〜。こんな会話ができるなんて。1人2人じゃなく複数の人と。
京都の音楽好きの人達とこれからもっと交流したいと思ったひとときでした。


帰り道にTさんと話している中で、「人生で初めて見たライブは『谷ゴローショー』だった」と私が何気なく言いましたら、「谷ゴローを知ってるんですか!」とそれからしばらくひとしきりその話題で盛り上がりました。
 
学生時代に友人と関西学院大学の学祭に遊びに行った時のことでした。ブルーグラスのライブステージをやると言うのでたまたま時間もあって見たのですが、それが単に曲を演奏するのではなく、漫談なのか音楽ライブなのかわからないくらい観客を爆笑の渦に巻き込みながら、巧みな演奏で引きつける「谷ゴローショー」だったのでした。友人とお腹を抱えて涙を流しながら大笑いしました。生で演奏を聞くのってこんなに楽しいんだという強烈な印象が何十年経た今でも残っています。


演奏する側も聞く側も一緒に楽しむ一体感が、ライブの魅力であり原点であるんだといろんなことを思い出しながら再認識した京都の夜でした。


みなさんが初めて出会ったライブやコンサートは誰のそしてどんなものでしたか?


2015年9月29日火曜日

ギター練習をしなくっちゃ!


京都と上越を行ったり来たりしているうちにもう9月末。サンデーライブ10月出演日まで2週間を切りました。
Windsong2人で一緒に練習できるのはひと月に一度あるかないかとう状態です。8月に動画撮影をしながらの練習をしたきり。それで9月前半に私が京都へ行き、近所のカラオケ店にギターを持ち込んで音合わせをしました。

サンデーライブの演奏時間は2組出演なら1組あたり45分。3組なら30分の持ち時間となっています。10月は3組のエントリーのため30分のステージです。
30分なら6曲ほど歌えるので、そのための選曲をしました。テーマを決めて、以前から手を付けていたけど披露したことのない曲や久しぶりの曲を混ぜながら選びました。
この日はその選曲で練習したのですが、後日いくつかを入れ替えることにしました。一緒に練習ができないと演奏が思うように完成しない。
以前ならライブまで6週間あれば毎週末に合わせ練習を5〜6回はできました。今はせいぜい1〜2回で、合わせ練習中に改善点を見つけ、練習を録音したものを聞いて個々に練習をし、また改善点を見つけて合わせ練習に、というスタイルができない。
これはちょっと考えないといけないなと。

振り返ってみると最初はヒロさんがギターで私がボーカルから始まりました。
それだと2人で演奏していてもボーカル1ギター1で、ソロでやっているのと変わらない。そこでハモりを入れたりWボーカルにしました。歌うよりはリードギターが好きだったヒロさんの挑戦が始まりました。
次の段階は私の挑戦です。リズムを取ったり音の幅を広げるために私もギターを弾くことにしました。そのギターもヒロさんの6弦や12弦と違う音色になる効果のためにナイロン弦のものにしました。

こうして10年ほどやってきた訳ですが、また次の段階に来たのかなと思います。
月に1回しか合わせ練習ができなくても本番でばっちり披露できるように自分のスキルを上げないといけないなと。もっと楽器の練習をしなくちゃ!
YouTubeを開けばお手本になる世界中の先生に出会えるし、ヒントも与えてくれる。
もともとジョン デンバーの曲をちょっと(2〜3曲くらい)ギターで弾きながら歌えるといいなと、思っていただけの私ですが、もっともっと(20曲くらい)弾けるようになりたいと思い始めた今日この頃です。(今頃やっと気づいたんかいな…)



くびき野フォーク村サンデーライブ
10月11日(日)
時間:13:15〜15:15
場所:直江津学びの交流館
出演:Windsong / Iizuka / スワブラ兄 (各30分ずつ演奏)
入場無料です。








2015年8月19日水曜日

動画アップデート〜Today〜

 練習風景を録画してYou Tubeに上げる作業をここしばらくしていました。 前に動画作成をしてから長い月日が経っていて、思い出すのに一苦労。その上いつも使っているソフト(iMovie)が、いつの間にかちょっと進化していて、またそれがもたつく要因でもあった訳です。使い方がわかってみれば、より操作が簡単になっていることに気がつきましたが、すぐには頭がついていかない(べそっ)。まめに使ってないといけませんね。

出来上がった動画は「Today」です。
この曲は今まで何度も録画に挑戦しているのですが、なぜかうまく撮れてたことがなく、今回やっとアップすることができました。

お時間がありましたら、ご覧ください。

YouTubeリンクはこちらです。
https://youtu.be/pKjCT-aA7Tg

2015年8月16日日曜日

涼しい場所で練習


夏休み中、どこか涼しい野外で練習をしよう!どこがいいかな?いつかのように高原がいいかなと考えていましたが、お天気が不安定でいつどこで雷雨が降るかわからない状態の日々。毎日晴天の上、うだるような暑さが続いていたのに、休みになった途端これですわ。結局市内の施設(高田小町)を借りて屋内での練習となりました。
Windsongの次の出演イベントは10月のサンデーライブで、しばらくは人前で演奏する機会がありません。そこで動画を撮りながら練習することにしました。

今回はiPadで撮影してみました。設置位置や角度が案外難しく、立ち位置もいろいろ変えてみたりしましたが、なかなかうまくいきません。それで、椅子に座ってみますとギターや頭が画面からはみ出すことなく納めることができました。

カメラがあると目線はどこにすればいいのか、カメラ位置がちょっと上だからそっちを見ているとギターが視界から消えて弦を押さえる指の位置確認ができないし、それにカメラをじっと見つめて歌うのも変だし…などといろいろ考えているから、間違うんでしょうね。そんな緊張感もありギターでつまづいたり、舌がもつれたり、何度もやり直しながら数曲を動画に納めました。
別の録音機でも音源を撮りましたので、動画とその音源を重ね編集してYouTubeに上げたいと思います。


「ひえ〜また間違えた〜」と何度もやり直しているWindsongでした。



2015年7月29日水曜日

ギター置き場

柿崎コンサート終了後すぐにその様子をブログに書こうと思っていましたら、なんやかんやと用事が重なり落ち着かない日々。1週間たってようやくブログが更新できた訳ですが、その間のなんやかんやの一番の出来事が部屋のリフォーム工事でした。

我が家に普段使わない和室があります。そういう部屋は当然楽器置き場になります。ケースに入った大事なギターや古いギターや預かっているギターなど、みなさん各家庭*にギターの5本や6本はありますよね、ね?その他にもエレクトーンやバンジョーやマンドリンやウクレレや…。(*注:楽器を演奏する人のいる家はどこもこんなことではないかと。トホホ…。でもウッドベースがなくて助かった〜。)

そんな大切な楽器置き場なのに、この部屋は致命的な欠陥を抱えていました。気温が上昇する季節になるとカビ臭い!!塗り壁(京壁)と畳が絶対カビ臭い!

気温と湿度が高い日にはエアコンをつけたりしていましたが、一日中無人の部屋にエアコンつけっぱなしはちょっともったいない。いくら楽器様のためとはいえ。


そこで、とうとうリフォームを決意しました。塗り壁を落としクロスを貼り、床は畳を取り除き断熱材を入れてさらに下板を加えてフローリング張りに。

塗り壁はガリガリ削り落とすのだと思っていましたら、工事が始まるなり大工さんはドカーンドカーンと壊していくではありませんか。カビ臭い原因の一つだった塗り壁をきれいさっぱり取り除き、新しいコンパネの上に綺麗なクロスを貼ってもらいました。
床もしっかりとした丈夫なフローリングになり、あのジメッとした暗い和室が見事に明るく爽やかな空間になりました。これなら楽器を置いても大丈夫です。



リフォーム屋さん、大工さん、内装屋さん、電気屋さんと連日いろんな人が出入りして、工事が終わってまた静かな日々が戻って来ました。


おっとこれで終わりじゃなかった。部屋を数日間よーく換気した後、別の場所に保管してるCD棚や本棚とその中身を運び込まなあきませんし、この部屋の主の楽器たちを鎮座させなあきません。
連日の猛暑の中もうひと頑張りや〜。






2015年7月27日月曜日

第2回フォークソングコンサートin柿崎 2015/07/19

7月19日(日)柿崎コミュニティプラザのホールで、「フォークソングコンサートin柿崎」をくびき野フォーク村公式行事として開催しました。
前日夜に会場、音響設備の準備を行ない、当日午前中はリハーサル、そして午後1時30分からコンサート開演です。

出演は10組で、以下の順で演奏しました。
1、諏訪ani
2、和洋折衷
3、飯塚(+ヨーコ&磯貝)
4、WU
5、あんず
6、yabashi
7、くりちゃん
8、カズ&ミッチー
9、Windsong
10、吟遊詩人
客席&ステージ全員合唱

司会:加藤&アリコ
PA:諏訪oji
その他セッティングなど:くびき野フォーク村メンバー

お客様は柿崎近隣の方はもちろん、いつもサンデーライブを見に来てくれる直江津〜高田周辺の方など広範囲から集まってくださいました。みなさんライブを聞き慣れた方が多いのか演奏をとても楽しんで、手拍子や拍手でステージを盛り上げてくれます。
おかげで演奏者側もリラックスしてのびのびと演奏することができました。


さて、Windsongの演奏曲です。
1曲目はポールサイモンの「American Tune」を歌いました。大変珍しいんですよ、Windsongがステージでジョン デンバー以外の曲を披露するのは。ジョンがカバーしたか何らかの形で関わった曲しか歌ったことがないので、10年に一度くらいのレアなことです。とは言っても実はこの曲にジョンは多少関わっています。その話はいつかまた。
今回は柿崎コンサートを立ち上げた加藤さんがサイモン&ガーファンクル好きなので、加藤さんにリスペクトの意味で選曲しました。
ヒロさん6弦ギター、ボーカルはヒロ&エリーで歌いました。

2曲目は「Country Roads」です。フォーク村のコンサートでは1970〜80年代の代表的な曲を演奏するのがコンセプトなので、この曲は外せません。
6弦ギター2本(ヒロ&エリー)、ボーカルも二人で歌いました。客席から自然に手拍子が起こり、とても軽快に演奏することができました。感謝です!

3曲目は「Annie's Song」。この曲もジョンの代表的なヒットソングですので、よく演奏させてもらってます。
ヒロさん12弦ギター、ボーカルはエリーが担当で歌いました。入れ替えも含めて1組15分以内なので、12弦ギターに持ち替えるのはちょっとリスクがありますがそれほどチューニングに狂いはなく、持ち時間内に収まりました。

会場は130〜140席くらいの大きさで、全体に明るい照明がついていますので、ステージからお客さんの様子がはっきりと見えます。全員合唱の時はステージ側から働きかけをしなくてもお客さん自身が楽しみ手拍子をし、歌っている様子がよくわかりました。
ほんまに良いお客さんばかりで場内が良い雰囲気に包まれていました。
聞いてくださったお客様、いろいろと協力してくださった皆様、本当にありがとうございました。

終了後に会場近くの「ぐらんばあ」というカフェに複数名で立ち寄りましたら、そこのオーナーさんもコンサートを見に来ていたそうで、「とても楽しかった。良かった。」と喜んでくださっていて、開催して良かったなあと思いました。

その後は、フォーク村メンバーによる生演奏付き 打ち上げ会へと場面は移っていく訳ですが、長い一日はまだまだ続くのでありました。







2015年7月18日土曜日

嵐山でブルーグラスを楽しむ

京都で暮らして半年になるヒロさんは、徐々に音楽演奏者の繋がりができつつあります。姫路にいる友人の熊さんに誘われて、5月に富山県で開催された北陸ブルーグラスフェスにでかけ、そこで京都から参加していたブルーグラスの方達と知り合い、また次のイベントへお誘いを受け…。音楽をしている人達は気さくですね。

教えてもらったイベントの一つ、7月5日に嵐山で行なわれるというライブへ私も一緒に出かけることになりました。
この日は渡月橋の近く、桂川沿いにあるライブレストラン「音や」さんでブルーグラスのバンドなど3組出演のライブがありました。
みなさん芸達者でそれぞれ明るく楽しいステージに店内は拍手喝采、大盛況。

ゲストバンドの演奏後は飛び入りセッションコーナーがあり、Windsongもちょっと歌わせてもらいました。私は楽器を持って行かなかったので、ヒロさんのギター1本で演奏していましたら、途中からウッドベースやフィドルのお手伝いが加わってくださって、すっごく気持ち良く歌うことができました。ほんま楽しいです、音楽は。

京都は音楽の街。また次に行ったら、楽しいライブを聞きに行きたいと思います。


ライブレストラン音や さんのHPはこちら
http://otoyalive.web.fc2.com/top.html

2015年7月14日火曜日

柿崎コンサートの練習

7月19日(日)はフォークコンサートin柿崎の日です。Windsongも出演します。

このコンサートはちょうど3連休の真ん中なので、ヒロさんも帰省できるしコンサートに出ようやないかと決めたものの、2人で全然練習できないまま月日が過ぎ気がつけば7月になっていました。

それで今月は私が京都に行き、練習の機会を設けました。場所は河原ではありませんよ。近隣のカラオケルームです。その日の外は灼熱!気温は35℃近くに上がりました。

くびき野フォーク村のコンサートでは70年〜80年代のみんなのなじみある曲を演奏することになっていますので、ジョン デンバー専門のWindsongはだいたい同じような曲を演奏することになります。
今回はジョン デンバー以外に1曲演奏することになったので、その練習を必死のパッチでしないといけない。ジョン以外の人の曲は脳や身体への浸透度が薄いので、それを濃ぉ〜くしないと歌えない不器用な私。ここしばらく相当数聞き込んでちょっと馴染んできました。
そして二人で合わせて練習してみると、なんかガタガタです。あと1週間やのにどないしょー! こうなったら曲順で勝負や!1曲目にさらっとやって、上手くいけば拍手をもらって、失敗したらへへっと笑ってごまかして、ここから本番で本来の専門分野JDの曲に入るってことで。

どんな曲を歌うのか、失敗してへへっとごまかすのか、気になる方は失敗具合(違)出来具合を見にどうぞコンサートへ足を運んでください。

コンサートの詳細はWindsongHPイベント情報をご覧ください。

2015年6月8日月曜日

練習場所を探す

練習についての続きです。
サイレントギターで室内で静かにギター練習ができても、しっかり音を出したり、声を出す適当な場所が京都の家の近所にないかと探しました。
さすが都会。立派な音楽練習室のある公共施設や設備の充実した音楽スタジオが市内には何ヶ所もあるようです。ただ、使用料が結構お高い!上越では使用料200〜300円(1時間あたり)の場所を使っていたので、数時間の利用で3000円だの5000円だのプラス駐車場代まで出せませんわ。

そこで、野外でタダで練習できる場所を探すことに。
京都は桂川、宇治川その先に淀川と大きな川があるので、広々とした河川敷公園がいいかもしれない。何ヶ所か探すうちに、ヒロさんお気に入りの場所を見つけました。



緑に囲まれて、木陰にベンチがあってあまり人も来ない、素晴らしい場所です。


と思ったら、近畿地方は梅雨入りに。雨が降っては楽器は弾けませんね。

結局これからの時期は楽器持ち込み可能なカラオケ利用になりそうです。



2015年5月27日水曜日

サイレントギター

先日、ヒロさん赴任先の京都の家へ行って来ました。家と言っても集合住宅なので、自宅にいる時と違ってドタバタ音をたてないよう気を使わなくてはいけません。ましてや声を張り上げて歌の練習をしたり、ギターの音をジャンジャン鳴らす訳にはいきません。

そこでこんなギターを購入しました。

http://jp.yamaha.com/products/musical-instruments/guitars-basses/silentguitars/

ヤマハのサイレントギターです。


今年1月に友人のIshidairaさんに会った時、最近買ったというサイレントギターを見せてもらって、うちもマネして買いました。

ボディーがスカスカですが、見た目と違って思った以上に良い音が鳴ります。そして本当に小さな音なので、弾いても隣近所に迷惑になりません。どんな音が鳴るのん?どんな形状なん?と気になる方は検索またはこちら↓をご覧になってください。

http://www.rakuten.ne.jp/gold/ishibashi/1304slg.html#howto


ギターのことがよく分かってない私があいまいな説明をするよりいいかなっと…

これで、京都の家でも心置きなくギター練習ができるようになりました。歌の練習はどうしてるのかって? それはまた次のネタで!


2015年5月11日月曜日

パティオ上越GWイベントステージ 2015/05/04

大型連休中は各地のショッピングモールでも様々なイベントが行なわれていました。
そんなイベントの一つ、パティオ上越でのステージに初めて出させていただきました。

会場は屋外、モールの中庭です。この日は小雨も心配されたので、軒下にスピーカーやマイクなど機材が設置されました。PA担当はフォーク村イベント等でいつもお世話になっている古川さんです。出演はWindsong、あんず、カズ片岡のくびき野フォーク村の3組です。

Windsong(写真提供:永井さん)

中庭の中央に芝生のスペースがあり、最初はそこに観覧席が設けられていました。開放的で気持ち良い雰囲気です。でも途中から小雨がぱらつき、お客さんはステージとは反対側の軒下へ移動し、雨を避けて聞いていただきました。
いつもフォーク村を応援してくださる方々や、たまたま通りかかった人が、ちょっと立ち止まったりベンチに座って聞いていたり、近隣のお店の人などがお仕事の合間に耳を傾けてくださったりしていました。
ぱっと晴れてくれることを祈って、「Sunshine On My Shoulders」を歌いましたが、あまり効力はなかったようです。でも、屋外でジョンの曲を歌うのって楽しいです、ほんとに。


あんず

カズ片岡

あんずさん、カズ片岡さんもそれぞれ得意な曲を披露し、3組で1時間のステージを2回、無事に演奏することができました。

気心の知れているPA古川さんの技術のおかげで、気持ち良く演奏することができました。イベントのお世話をしていただいた永井さん、パティオのスタッフのみなさまありがとうございました。
そして、最後まで聞いていただいたみなさま、どうもありがとうございました。

















2015年5月8日金曜日

イベント出演裏話

前日の八重桜まつりに続いて、ウイングマーケット内のショッピングモール、パティオでのステージにも出演させていただくことになったのですが、ちょっとその経緯を書きます。
あ、イベントの様子はまた後日に書きます。活動が少ないので、ブログに書くことも必然的に少なくって、小さなネタを拾っては引き延ばしていると思われるでしょう?
実は、その通りです。

パティオ出演はイベント直前に来たお話だったようで、八重桜まつりに出る予定の4組のメンバーがそのまま出演すればいいという流れに。でも、都合がついたのは、カズさんとWindsongだけ。
頼りのS.yazawaさんは、咳の風邪で歌えない状態で出演不可能に。
どうする!? 「あの頃の青春フォークコンサート」ってチラシにも載ってしまっているのに、たったの2組で、午後1時と3時の2回のステージ! 


ちょっと話ははずれますが、今年の咳の出る風邪は強烈でした。私も2月後半に息子経由で移ってしまい、ひどい目に遭いました。最初は2〜3日で治るだろうと思っていたら、熱が下がった後が本番だったのでした。とにかく咳が出始めると止まらない。食べ物が喉を通らない、体力は消耗する、呼吸困難に陥ってくるし、身体がペラペラに干涸びた頃、とうとうクリニックに駆け込みました。もらったお薬が効いてやっと楽になったよ〜と喜んでいたら、次は全身にひどい蕁麻疹が出て再度クリニックへ。抗生物質が合わなかったようでした(泣)。もうペラペラのブツブツですわ(苦笑)。

結局2週間くらい家で養生する羽目に。こんな風邪を人に移してもいけないし、じっと我慢の日々。喉の調子と体力が戻るまで1ヶ月かかりました。
あの頃に出演予定などあったら、歌なんて歌えなかった。
今年の風邪はひどいとは聞いていたけど、まさか自分の所にも回って来るとはね〜。
今回、yazawaさんもお気の毒でした…。


で、パティオ出演者はどうする!!と言う話でしたね。
救いの神が現れたんです。
八重桜まつりに、差し入れを持って聞きに来てくれた「あんず」さんに会って、あ!とひらめきました。あんずさんは主に中島みゆきを演奏するフォーク村の夫婦ユニットです。
突然の「明日パティオに出ませんか!」という無茶ぶりに、「大丈夫です。」と頼もしいお返事。イベントを企画している永井マッサンにも連絡し、あんずさんの出演が決まりました。GW中でいろいろ予定もあったでしょうに、本当に助かりました。


では、パティオイベントのお話は次回にと言うことで、またおつき合いくださいませ。















2015年5月6日水曜日

八重桜まつり 2015/05/03

今年も五智歴史の里会館の八重桜まつりイベントステージに、くびき野フォーク村が出演させてもらうことになり、カズ&ミッチー、吟遊詩人、Windsongの3組が2時間のミニコンサートを行ないました。

4月の終わりになって急に気温が上昇し始めた上越。例年はこの時期満開の八重桜が、今年はもう半分くらい散ってしまい、この日も初夏のような陽気でした。芝生の上に椅子を並べて置いてあるのですが、日差しが強すぎるため、お客さんは木陰や涼しい会館の軒下などでのんびりと聞いていただけたようでした。


カズ&ミッチー

Windsong

吟遊詩人

さて今回は大型連休でヒロさんが京都から帰省し、Windsongは久々に人前で演奏することができました。上越では1年ぶりのステージですので、本当にこの日が楽しみでした。

この八重桜まつりでは、会館前の広い野原にステージを設置し、お花見やフリーマーケットや物産販売を楽しみながらライブを楽しめるようになっています。本当に開放的な空間で、まぶしい陽光、ピンクの八重桜、新緑、そして心地よい風に包まれて、歌っていても気持ちの良いこと!
周辺の木々からウグイスやメジロの綺麗なさえずりが聞こえ、広がる草地には蝶蝶が飛んでいる。そんな光景を見ながら演奏する機会はなかなかありません。
ジョン デンバーの曲はこういう場所で歌うと本当に気持ちよいです。

実は私はこの歴史の里会館からわりと近い所に住んでいて、時々通りかかることはあるのですが、この季節が一番いいように思います。


フォーク村メンバーによる全員合唱

会場のみなさま、いつもくびき野フォーク村をひいきにして駆けつけてくださる方々、ご近所のみなさま、最後まで聞いていただいてありがとうございました。
五智歴史の里会館の皆様にも大変お世話になりました。素敵なイベントに呼んでいただいてありがとうございました。

友人(やっちゃん)提供の写真です。感謝!





2015年4月15日水曜日

SONG TO SOUL 2015 カントリーロード再放送

BS-TBS放送の「SONG TO SOUL〜永遠の一曲」で、ジョン デンバーのカントリーロードの回が再放送されます。

4月22日(水)午後11時〜 

番組スケジュールはこちら
http://www.bs-tbs.co.jp/songtosoul/schedule/

番組内容はこちら
http://www.bs-tbs.co.jp/songtosoul/onair/onair_62.html



4月15日(水)
エルヴィス プレスリー「好きにならずにいられない」

この放送回には、ハル ブレイン氏がインタビューで登場しています。
ハル ブレインと言えば、ジョン デンバーのパーカッションやドラムスに参加し、1981年にはジェームズ バートンやグレン D ハーディンと共にJD最強バックメンバーで日本ツアー公演を行なっていました。
番組HPよりfacebookの方で詳しく説明されていましたので、そちらを紹介します。

*facebook 2015/04/14の記事より




2015年2月17日火曜日

All Of My Memories 紹介記事

昨年発売された『All Of My Memories』についての素敵なアルバム評がありましたので、紹介いたします。日本語には私が訳しましたのでいろいろ間違いや抜け落ちがあるかもしれませんが、どうぞご容赦ください。
元記事はこちらです。



John Denver: All Of My Memories : The John Denver Collection
ロブ カルドウエル

ジョン デンバーは1970年代に絶大なる人気を集めたが、最近の音楽や芸能界の風潮の中では、彼のような健全で真面目なパフォーマーはそのような座は得られないだろう。皮肉で言っているのではなく、あの頃とは世界が変わってしまった。デンバーは絶頂期、トゥナイトショーやグラミー賞のゲストホストとして何度も出演し、人気映画(オーゴッド 1977年)に共演し、何百万枚ものアルバムを売り上げた。生まれながらのショウマンだった。彼は 音楽活動を始めた60年代のコーヒーハウス時代から、テレビに出るようになっても、何千もの聴衆を前にしても気楽な友人のような人柄であった。

彼の持つイメージは気さくで誠実なもので、時に作られたものだとしても、そこが彼の魅力だった。それが弱点となり批評家たちの的になりやすかったともいえるが、やはり真正直という印象が彼の強みでもあった。ベトナム戦争やウォーターゲート事件の渦中にあった60年代の後遺症からアメリカが回復するために、デンバーの素朴な楽観主義が解毒剤となった。

代表作「ロッキーマウンテンハイ(1972年)」が脚光を浴びたことにより自然擁護者としての彼の役割が、あの時代の自然回帰運動に見事にはまったのだった。さらに陽光、山々、大自然を歌った親しみやすいフォークポップの歌は、平均的な中間層の夢見る新しいライフスタイルへと繋がった。

『All of My Memories:The John Denver Collection』は、本格的に彼のキャリアを評価した初のボックスセット企画だ。一般的に知られているよりも実は複雑で少しニュアンスの違うアーティストとして描かれたポートレイトのようだ。どの曲も彼のアルバムの代表曲(当然ながら70年代がかなり中心となっているが)であり、大まかに年代順に並んでいる。

このアルバムは、1964年のデモ版で19歳当時の意欲に満ちた*トルバドゥールの2曲から始まる。そんな早い時期から自信に満ち 才能を発揮した歌を聞かせてくれている。デンバーはすぐに60年代の「グレートフォークミュージックスケア」の波に乗った。「Darcy Farrow」のような伝統曲や時には政治風刺の歌が、自身や(ミッチェル)トリオの形式となった。また彼は同時期「Leaving On a Jet Plane/悲しみのジェットプレーン」を書いている。ピーター ポール アンド マリーがカバーして広く注目を集めることになった曲だ。初期のレコーディングでもともとは「Babe, I Hate to Go」というタイトルだったその曲もここに収録されている。
〔*トルバドゥール: 11ー13世紀の南ヨーロッパで恋愛や騎士道の歌を吟じた抒情詩人〕
〔great folk music scareの意味がつかめませんでした。〕


彼は1971年のアルバム『詩と祈りと誓い』でヒットを飛ばしたが、「Sunshine On My Shoulders 」や「Take Me Home, Country Roads」など、曲の半分が代表曲と言えるアルバムだ。このボックスセットのタイトルとなった曲「All of My Memories」は、その次に発売されたアルバム『Aerie』の中の一曲だ。ジョン デンバー作品の中で、秘宝の一つと言ってよい曲である。トゥーツ シールマンスのハーモニカが加わった穏やかなフォークブルースで、故郷や家族や自然の中に魂の救済と強い憧れを求めた歌だ。

彼のカバー選曲も巧みだ。ボックスセットに収録している「I Guess He'd Rather Be in Colorado」「Blow Up Your TV」「Boy From the Country」などは他人の曲だが、まるでデンバー自身が書いた曲のようである。初期の頃、アルバムの1〜2枚分はできたであろうほどビートルズナンバーをカバーし録音していたはずだが、不思議なことにここには全く含まれていない。デンバーのために書かれたような世界観の「Mother Nature's Sun」(『Rocky Mountain High』収録)以外は。

彼の曲は森や花だけではない。「Prisoners」では力強いパーカッシブなギターサウンドが響く。兵士と母国にいる妻や子どもの視点からの反戦歌だ。また彼は「Like a Sad Song」「I'm Sorry」「Looking For Space」などで、明るく陽気なイメージから離れた表現をすることもあった。例えばこんな歌詞がある。「時には鷲のように飛び、時には深く絶望する」。

70年代後半、デンバーのアルバムに、エミルーハリスの Hot Bandメンバーが加わった。彼らはまたエルヴィス プレスリー、グラム パーソンズのミュージシャンでもあった。彼らが加わることで、見事な技の「Baby, You Look Good Tonight」や、早技のカントリーピッキング曲の「Sweet Melinda」、ロックの「Downhill Stuff」など、技巧の層の厚みが増した。

80年代前半にはデンバーは「アダルトコンテンポラリー」路線に進む。メガネを捨て髪を短くした。より柔らかな音楽になったが、その誠実さは失われることはなかった。オペラ歌手プラシド ドミンゴとのデュエット曲「Perharps Love」はヒットしたが、今にしてみると二人の違いすぎるボーカルのチグハグ感は否めない。しかしそんな頃でも決して自然から離れることはなかった。「Love Is the Master」や「Wild Montana Skies」(エミルーハリスとデュエット)などの曲で、彼を有名にした音の世界に回帰している。


『All of My Memories』はデンバーの音楽への良き入門作となっている。そして長年のリスナー向けに希少なナンバーとコロラド音楽殿堂会長の論評がついている。その文章がジョンデンバーのより完璧な人物像を知る手助けをしてくれる。さらにほとんどの曲がリマスターされていることも加えておこう。「Rocky Mountain High」は2007年に2番目のコロラド州歌になった。最近では現代のアーティスト達によるトリビュートアルバムが発売。そしてこのボックスセット。長くかかったがデンバーがついに再評価される時が来た。




2015年2月6日金曜日

警部マクロード放送から40年

1975年の1月、NHKで放送が始まったドラマシリーズ「警部マクロード」。当時中学生だった私はこのドラマで、その後の私の人生を大きく左右する人物と出会いました。
『コロラド大追跡』という回にゲスト出演していたジョン デンバーです。出会ったと言ってるけど一人で勝手にそう思っているだけやん!というツッコミが聞こえてくる気がしますが、出会ってしまったとしか言いようのない瞬間でした。




ジョンが画面に登場した瞬間、画面から何か強い衝撃波が押し寄せてきました。そしてある直感が働きました。「この人は私に大きく関わってくる人だ!」と。



ドラマのクレジットで「ジョン デンバー」と言う名前を覚え、アメリカの歌手らしいよと友人から聞き、近所のレコード店に情報を求めて足を踏み入れてみました。ベストアルバムを見つけ、お小遣いをはたいて購入しました。自分で買った初めてのレコードがジョンのアルバムでした。
レコードを聞いてみるとそこには私が探し求めていた音楽の世界が広がっていました。それまでは学校の音楽の教科書にでてくるフォスターやスコットランド民謡などの、自然の景色や人々の営みを歌った美しい旋律の曲が好きなくらいで、流行の音楽とは無縁な生活でした。

それからジョンの歌の世界やその人柄にのめり込み、アルバムを買い揃え、ファンクラブに入り、関西での活発なファン交流活動へと発展していきました。
1981年には念願だったジョンのコンサートを聞くことができ、その後ジョンと直接会う機会が幾度かありました。

ジョンは私にとっていつも手を伸ばして追い求める光のような存在でした。
1997年にその光が突然消えてしまいました。その頃の気持ちはいまだにうまく言葉にできません。
ただ、やっぱりジョンと出会って良かったと思っています。40年経ってもジョンの音楽が私に勇気を与えてくれる。



1本のドラマを見たことから広がった世界。
あの時「警部マクロード」を見ていなかったら全然違う人生になっていただろうと思います。やっぱりジョンを初めて見た時の直感は当たっていたんだと思うのです。


テキサス州タオスからニューヨーク市警にやってきた型破りなマクロード警部。
毎週このドラマを見るのが本当に楽しみでした。

2015年2月3日火曜日

ピート ハトリンガーの「シーベグ シーモア」

1990年代にジョンのバンドメンバーに加わっていたピートハトリンガーの最近の動画を紹介します。

アイリッシュ音楽の「Si Bheag, Si Mhor」(シーベグ、シーモア)は誰もが一度は耳にしたことのある曲ではないでしょうか。


ピートのギターで奏でられる優しい音色に心が洗われます。ギターという楽器の素晴らしさを堪能させてくれる演奏です。

Si Bheag, Si Mhor




2015年1月13日火曜日

2015年練習開始

2015年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、先日Windsongは久しぶりに音楽練習室を借りて歌とギターの練習をしました。
半年ぶりくらいでしょうか。今までの持ちネタを確認したり、新しい曲に取り組んだり。



新しい曲というのは、「モンゴメリーの天使」という曲です。12月に四ツ橋でJD友達と会った訳ですが、その中でTさんが話していたことがちょっと面白かったので、この曲を取り上げてみることにしました。Tさんが言うには、JD仲間の結婚式で誰かが「モンゴメリーの天使」を歌ったらしいんです。「あの曲を結婚式で歌ったらダメでしょ」と笑っていたTさん。私は、曲はわかるけど歌詞の内容まできっちりと把握してなかったので、帰ってから歌詞を見てみました。

「モンゴメリーの天使」は John Prineの曲をJDがカバーしたもので、アルバム『さらばアンドロメダ』に収録されている曲です。
内容は、結婚生活に疲れ果てた中年の女性が、「もうこんな生活いや!夢も希望もとうの昔になくなった。何にもする気が起こらない。天使が来てこの生活から連れ出してくれたらいいのに。」って感じの歌だったんです。
そりゃあきませんわ、結婚式で歌ったら。

歌ったのが誰だったか思い出せないとTさんが話していましたが、誰にせよ、きっと歌詞の内容まではよくわからず、歌うと盛り上がると思ったのかもしれません。または「天使」という言葉が縁起が良いと思ったか。内容がわかっていて選曲したとしたらウケ狙いの確信犯ですね。英語の歌詞の意味に誰も気づかないだろうからと、結婚生活破綻の曲を歌うなんて。(笑)

でもまあ内容はともかくとして、Windsongで歌ってみようかと思って、さっそく練習曲に取り入れました。今まで私たちが歌ってこなかった曲調ですが、歌ってみると意外にいいかも、と新鮮な気持ちで練習ができました。いつか披露できるといいなと思います。

というわけで、しばらく県外にいて休暇もあまり取れなかったヒロさんですが、年末に帰って来れてやっとWindsongの活動再開となりました。めでたしめでたし!
…だったら良かったのですが、そううまくはいかない。。。

詳しくはまた次回に書きたいと思います。