2014年12月17日水曜日

再会!JD仲間 四ツ橋の夕べ

12月に入ってしばらく滋賀に行っていました。
フォーク村コンサートと打ち上げ会を無事終えたのは良かったのですが、気持ちは不完全燃焼でした。やっぱり演奏者として出演したかった。そして日本のフォークソングは私には懐かしい思い出は全くなく、リズム感も違うので、いつまでも馴染めない。フォーク村は本当に素敵な人たちばかりで、大切な音楽仲間なんですが、音楽嗜好の違いはどうしようもありません。宴会の演奏でみんなが「懐かしい曲だ!いいぞー!」と盛り上がれば盛り上がるほど疎外感が強くなります。

ブルーグラス、アイリッシュ、カントリーなどアメリカンルーツミュージック系をやる人の集まりで思いっきりはじけたいけど、地方ではほとんどいない。そういう音楽に浸りたいよ〜!!と心の中で叫んでいた時、ふと思い出したのが、大阪で開催される友人のイベント。

昨年10月に岡山で再会し、カラオケルームでジョン デンバーばかり4時間、共に演奏し歌いまくった つるちゃんが出演するライブ。日にちを見れば1週間後。滋賀の別荘から大阪まで電車1本で行ける。よっしゃ!行こ!
滋賀のヒロさんの仕事が忙しく、一人での食事もままならないから、サポートに行くという名目で。近所や周りの人からは、ご主人が遠くに単身赴任で、いろいろ苦労しますね、大変ね、と声をかけてもらいますが、えへへ、別荘に遊びに行くねん♪と意気揚々と草津に向かいました。

滋賀に行くこと、つるちゃんライブのことを、大阪の友人Chiakiちゃんに連絡したら即合流の返信。関西のJD仲間に声をかけたかと聞かれたのですが、急に思いついた行動だったので、そこまでは考えていませんでした。そこで、昨年岡山で再会した、鳥取のEmiちゃんにメールをしてみると、なんとしてでも都合つけて行く!の返信。
さらに同じく滋賀にいるTさん、神戸のNoriちゃんに連絡すると、こちらも前日の急な誘いにもかかわらず参加のお返事が来て、本当に嬉しい再会の機会となりました。残念ながら仕事などで無理だった人もいましたが、つるちゃんも含めて7人のJD仲間の再会が叶いました。

このライブはつるちゃんが大学時代の音楽仲間と再結成したバンド「べそでのびあ&Fox Fields」と、バンド歴30年以上の「Rocking Paradise」の対バン形式。
場所は大阪、四ツ橋にあるBeatlesというお店でした。バンドのメンバーのみなさんの繋がりの深さや、再会して歌える喜びが伝わってくる温かい演奏でした。ロッキンパラダイスさんは、さすが演奏慣れしていて、ノリの良い音楽を堪能させていただきました。
お店の中は身動きが取れないほどのお客さんで溢れ、立ち見の方も大勢いました。




客席の私達は、会っていなかった長い期間がなかったかのように、かつての時間を取り戻し、一緒に演奏とおしゃべりを楽しみました。短い時間で名残はつきませんでしたが、今度は計画を立てて同窓会を開こう!と約束を交わして、それぞれ帰途につきました。

こんな貴重な時間を過ごせるきっかけを作ってくれたつるちゃん、ありがとう。そして、突然の無茶ぶりの誘いに乗ってくれたEmiちゃん、Tさん、Noriちゃん、Chiakiちゃんありがとう!
もうジョンはいないけれど、ジョンは音楽と大切な絆を残してくれくれたんだなあ。


このブログをたまたま見つけた、元JDFC関西支部のみなさん、もし同窓会を開くことになったらお知らせいたしますので、Windsongエリー宛に連絡をくださいませ。(連絡先はWindsongHPに) 


2014年12月1日月曜日

コンサートの司会

報告が大変遅くなりましたが、くびき野フォーク村コンサート2014を11月23日に無事開催いたしました。
長野県北部での地震が発生したのが、前日の夜でしたので、明日のコンサートは大丈夫かなと心配しました。幸い上越や会場のはーとぴあ中郷近辺は被害も余震もなく、コンサートは予定通り開催することができました。

フォーク村の照明や舞台担当者は前日夜から準備し、当日朝早くに全員集合して、コンサートの準備とリハーサルを手際良くこなしていきました。

私は司会のチーフ永井さんと軽く打ち合わせをしました。一組ごとに演奏が終了すると次の出演者の準備が必要で、その2分間くらいを出演者と感想や近況など話して場を繋ぎます。話す内容をあらかじめ確認しておくため、午前中のリハの合間にそれぞれにインタビューに回りました。

メンバーは出演するだけでなく、舞台、照明、撮影、会場、受付などいろいろな役割も担当しますので、一ヶ所にとどまっている訳ではありません。また、手が空くと楽屋で音合わせや声出しの練習をしているので、出演者20組を探して話を聞いて回るだけで午前中が過ぎていきました。

さて、開演時間です。会場に朝ドラでおなじみの「麦の唄」が流れます。照明が落とされ、音楽が止みます。司会者の二人が揃って登場!マイクを持ってさあ第一声を。あれ?私だけやん。永井さんがいない。呼びました。「マッサーン!」

「司会の永井まさはる=マッサンです。」「Windsongエリーです。」
「二人合わせて マッサンとエリーです!」
ウケました!小芝居。(永井さんの案ですからね)



会場のお客さんから元気に拍手をいただいて、1番手の演奏者を紹介し、舞台袖に引き上げました。

演奏が終わると、曲目を紹介するのは私、演奏者が来るまで曲やアーティストについての話で繋ぐのは永井さん、演奏者にマイクを向けて感想など聞くのは私、さらにフォークソングのコアな話は永井さんと演奏者、と言うように役割分担をしながら、スムーズに進行するようにしました。

司会者は演奏中はステージ横でぶらぶらしてればいいのかと思っていたら甘かった。音響面や演奏者に何かトラブルがあって中断した場合、永井さんはすぐに登壇して何かしゃべって場を繋いでいました。とっさの機転も必要ですし、常に待機していないといけない。

永井さんはこれまで毎年、4時間のコンサートをずっと一人でこんな大変な役割を担って来られたんだと改めて気づきました。慣れた感じで簡単にやっているように見えますが、随所に気を配り、機転を利かせ、コンサートを成功に導く。演奏者が主役で、お客さんにも心地よく聞いてもらう配慮も大事。
いろいろ学ぶことが多い一日でした。

マッサン&エリーの司会で、ところどころお笑いも入れながら、コンサートを最後まで無事に進行することができました。
慣れない私の司会にお付き合いいただいた皆様、そして、コンサートに足を運び最後まで聞いてくださった皆様どうもありがとうございました。

めでたしめでたし。



ここで裏話をちょっと。

遡ること4ヶ月前。
7月の柿崎コンサートは 出演はしないけど、フォーク村メンバーとして受付などで手伝うつもりでいました。事前の打ち合わせでJCVに集合がかかり、行ってみると、永井さんが都合が悪くなったので突然司会の代役が私にまわってきました。そのままMJインフォメーションに出て、コンサート司会者ってことになってしまった時にはもう気づいていました。永井さんの策略に。

10月のある日矢澤代表から「永井さんと一緒に11月のコンサートの司会するんだよね。」と初めてそんな話を聞いた訳ですが、誰が裏で糸を引いているのか私は察知していたよ、ほんま。
コンサートの2週間前に(私も司会てなんでそんなことになったのー!!永井さん、はめたでしょー!!と)和やかに司会をすることを確認しあい、直後にJCVやFM-Jに出て宣伝するという流れとなったのでした。コンサート当日まで、二人体制の司会で私はどんな役割をすればいいのか全然わかってなくていいんやろか。いいんやろね。

たまたま今年の朝ドラの主役が永井さんと同じ名前のまさはる(マッサン)で、私が並ぶとマッサンとエリーになるのがネタとしておもろい、と。そのための長期的な策略だったと、私はわかって乗ったんやからね。ウケたから面白かったけど。←そこかいな!





2014年11月20日木曜日

第8回 あの頃の青春コンサート開催近づく 




くびき野フォーク村主催のコンサート開催日が近づいて来ました。
今年は、上越市中郷区にある「は〜とぴあ中郷」が会場です。


日にち:2014年 11月23日(日)

時間: 開場 13:00
    開演 13:30
    終了 17:20ごろの予定

場所:は〜とぴあ中郷 コンサートホール

入場料:500円(高校生以下無料)

は〜とぴあ中郷地図

出演:くびき野フォーク村メンバーから21組が出演します。




コンサートの宣伝活動のため、JCV上越ケーブルテレビジョンの「MJいんふぉめーしょん」と、FM上越(11月19日)のお昼の番組内で告知をしました。

JCVの待合室で打ち合わせ中のフォーク村宣伝隊


FM-J にてぶっつけ本番前の宣伝隊



今回、Windsongは残念なんですが、コンサートでの演奏参加はありません。ヒロさんはまだ帰って来れないので、私はコンサート運営スタッフとして参加することにしました。

毎年、長時間のコンサートの司会をたった一人で担っている永井さんのお手伝いとして、司会者その2 で参加します。
永井さんは日本のフォークソング界の生き字引のような方で、日本のフォークソング界の知識はゼロに等しい私が入って何ができるのか、よくわかりませんが、和やかな雰囲気を作りながら司会を楽しみたいと思っています。


初期の頃は大きなステージ上で堅くなっていたフォーク村のメンバーも、今ではすっかり度胸がついて、どの演奏者も特性を生かし個性豊かに歌い、演奏しています。
女性メンバーの多いのもくびき野フォーク村の特徴かもしれません。全体に柔らかな雰囲気が流れています。
ギター好きの方には、メンバーそれぞれが使用しているギターを見る楽しみもあると思います。
どうぞ、ご家族、ご近所、お友達をお誘いの上、は〜とぴあ中郷へくびき野フォーク村のコンサートを聞きにお越し下さいませ。よろしくお願いしま〜す。

















2014年11月19日水曜日

4枚組CDセット All Of My Memories 発売




ジョン デンバー生誕70周年を記念して、11月4日にRCAからコレクションアルバム「All Of My Memories」が発売されました。

ジョン デンバーとしてのソロ活動以前の1964年から、亡くなった1997年までのジョンの音楽の足跡をたどる新しいコレクションアルバムです。4枚のCDボックスセットに全90曲とブックレットが収納されています。デモ版、プロモーション用、ライブ演奏、限定版、私的に収録したものからの未発表音源6曲も含まれています。
また、ミッチェルトリオ、オリビア ニュートンジョン、シルビィ バルタン、プラシド ドミンゴ、エミルー ハリス、ニッティグリッティ ダートバンド、マペッツなどとのデュエット曲も含まれています。


私は予約の段階でアマゾンに注文し、先日受け取りました。(日本のアマゾンでも扱ってくれていて良かった!)



アマゾンのサイトはこちら



発売に合わせてご紹介したかったのですが、ちょうどその時期に、転勤先にいるヒロさんがプチ引っ越しをすることになり、私もその手伝いで関西に行っていましたので、今頃この記事を書いています。CDは発売日に遅れて帰宅後に無事受け取ることができました。

中身をちゃんと聞いてから感想を書こうとしましたら…。全90曲を舐めたらあかんかった。いまだに全部聞き終わっていません(汗)。
また別の機会に書きます。

アルバムのタイトルや選曲、そして写真の数々から、ジョンへの尊敬と愛情を込めて作られたアルバムだということが伝わってきます。
亡くなってから、こうした音楽キャリアをたどったコレクションが作られたのは初めてのことではないでしょうか。
1曲ずつ大切に聞いています。

アメリカを、いえ、世界中を魅了したジョンの音楽の歴史をたどることのできる貴重なアルバムです。JDファンはもちろんのこと、興味のある方は是非聞いてみてください。

(ちょっと高いですけど、アマゾンでぽちっとするだけです。)←洗脳しているのか





2014年10月31日金曜日

ジョン デンバー像が消えた!

最初にファンの間に広まっていたこのニュースが、とうとうNBCニュースになってしまいました。




NBC NEWSの記事を要約しました。

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http://www.nbcnews.com/news/us-news/rocky-mountain-heist-bust-john-denver-goes-missing-n237381

消えてしまった銅像は、コロラド州ブルームフィールドにあるファーストバンクセンター(1STBANK Centerというコンサート会場)に置かれていたものです。ハロウィーンコンサートが開催されていた火曜の夜(10月28日)に消えてしまいました。
ファーストバンクセンターは「あの像はうちのものではありません。所有者はジョンデンバーの家族で、コロラド音楽の殿堂に置かれているものなんです。そのためにも何とか取り戻したいんです。」と話しています。「誰が何のために持ち去ったかは追求しません。銅像を貸してくれた正規の持ち主に無事に返したいという思いだけです。」

「Rocky Mountain High」や「Sunshine On My Shoulders」などのヒット曲で知られたジョンデンバーは、2011年にコロラド音楽の殿堂入りを果たした最初の受賞者でした。
その理事のG.ブラウン氏によると、アリーナへ入場してきたお客さん達は、親しみを込めて銅像の頭をなでていたということです。ブラウン氏はさらに語っています。
「一種の芸術品で、かけがえのないものなんです。ジョン デンバーの家族とコロラド音楽の殿堂にあってこそ価値があるんです。」 

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何かご存知の方、情報提供先はこちらだそうです。
KBPI-FM
4695 South Monaco Street
Denver, CO 80237
(303) 713-8000





ただね、ジョンって銅像を建立するのを望むタイプじゃなかったように思うんです。
功績が認められて何かの賞を受けること自体は、心から喜んでいたでしょうけど、立派な銅像をどーんと駅前や出身校に後の世まで残したいという人じゃなかったように私は思うんです。(駅前や出身校は日本スタイルかな)
ジョンを慕う人は、彼が愛した場所を訪れてその風景の中に身を置いて、風や木々や大地からジョンを感じる。そんなことを本人も望んでいただろうとみんな思うから、お墓が建立されなかったし(ジョンの遺灰はロッキーの山々に帰りました)、ジョンデンバーの住居を移築したり公開して観光施設にもならなかった。

それでも、残された私達は時には仏像を拝むように、やはり形あるものが存在するといいかなとも思う。
ジョンが亡くなって年月が経てば経つほど、何か形がないと、後世に伝えられないかもしれないから。

ジョンの音楽と功績、その人柄や足跡を残したい思いで、コロラド音楽の殿堂を設立した人達やジョンの家族の気持ちを考えると、消えた銅像が無事に無傷で早く戻って来て欲しいと思います。 



2014年10月30日木曜日

夢のデュエット バリーマニロウとジョンデンバー

ウォークオブフェイムのセレモニー祝電紹介で名前がでたばかりのバリーマニロウですが、つい最近新しいアルバムがリリースされました。
「My Dream Duets」というタイトルで、10月27日に発売。バリーが今は亡きアーティスト達(マリリン モンロー、ホイットニーヒューストン、サミーデイビスジュニアなど)と11曲をデュエットしたアルバムです。


その中に、ジョン デンバーとバリーとが歌う「Sunshine on My Shoulders」が含まれています。
ジョンの1971年のオリジナルの音源を使って、アコースティックギターやストリングスを加え、ゆったりと心地よいバラードに仕上がっています。



〜アマゾンで販売中〜


〜試聴はこちら〜
ジョンとのデュエットはアマゾンのこちらのサイトで聞くことができます。

またはYoutube BarryManilowOfficial チャンネル



アレンジが素敵!どこまでも温かく優しい世界が広がっていくようです。
即、iTunes storeで購入しました。
バリーマニロウは好きなシンガーの一人なので、アルバムごと買おうか迷った私ですが、11月に入ると予約しているものが続々と届く予定で、出費がかさむので、ここは1曲買いで我慢。バリー、ごめんなさい!

そういえば、1983年のバリーの来日公演に行ったなあ。大阪フェスティバルホールにJDファン友達3人で。バリーの華やかでショウマンシップ溢れるステージに圧倒されました。

ジョンとバリーはテレビショーで共演しています。エヴァリーブラザーズの曲をメドレーで歌っている珍しい映像です。

John Denver on The Barry Manilow Special


 この映像はいつ見ても、高い場所に座っている二人が落ちないかヒヤヒヤ感が伴います。

でも歌の上手なジョンとバリーのデュエットは、最高です!

2014年10月29日水曜日

ジョンの写真展 in LA

今年1月〜3月にかけてコロラドで開催されていた、ジョンの写真展「Sweet, Sweet Life: The Photographic Work of John Denver」が、現在ロサンジェルスで開催されています。
会場はSubstrade というギャラリーで10月24日から11月23日まで、ジョンが世界中で撮影してきた写真を展示中。見るだけでなく購入することもできます。
オープニングセレモニーは、ちょうどウォークオブフェイム除幕式と同じ日に行なわれました。 



【写真展の紹介記事〜Varietyより】

アメリカの大手映画・芸能雑誌Varietyのサイトでこの写真展が紹介されています。

その内容は、ジョンの1983年時インタビューの言葉、持っていたカメラや10,000枚近いスライドフィルムのスチル写真を撮っていたこと、この写真展がデンバー、スノーマスに続きロサンジェルスで開催されること、などです。
今回展示される写真は、自然の中で撮ったもの、NASAの宇宙開発関連、アフリカへ行った時のものなど、そのテーマがジョンの音楽と密接な関係にあるものばかりです。
写真は購入可能で最も高価な写真は、森の木々の上にジョンの影を写したセルフポートレートで2,200ドル(約23万8000円)の値段がついています。 

Varietyのサイトはこちら 


【サブストレード ギャラリー】

写真展を開催しているSubstrade Gallery は、なんとオンラインで展示写真を公開しています。「写真は購入可能です。世界中どこでも発送いたします。」と表示され、その下に47点の写真が掲載されているではないですか!一番上にあるのが、「Self Portrait」です。ジョンの顔は写っていなくても、そのシルエットがまさにジョンです。生き方、姿勢がこの一枚に表現されていて、静かな感動が涌き起こって来る一枚です。

中ほどにある「Rocks」というタイトルの写真は、日本で撮ったものですよね。
1981年の日本ツアー終了後、プライベートで紀伊半島から東海地方へと訪ね歩いていましたので(高野山、那智勝浦、大地、鳥羽、天竜川など)この写真は二見ヶ浦の夫婦岩です。

こんな写真も拝むことができるなんて、いや〜嬉しいったら!

Substrade Galleryのサイトはこちら


私はジョンの撮った写真がとても好きです。ただの風景写真じゃないんですね。どの写真にも人の営みや、生命の躍動が感じられるから。世界のどこに行っても人が一生懸命生きている。自然の中を見渡せば小さな花から大きな動物まで、みな一生懸命生きている。そんな瞬間を切り取っているから。

1983年のインタビュー日本語訳をこの下に載せましたので、よかったらお読みください。(私の訳ですので、多少間違っているかもしれません。お許しを)
ジョンがどんな視点で写真を撮っていたのかが、よくわかるインタビューです。


【デンバーポストとロッキーマウンテンニュース1983年 ジョンへのインタビュー】 

John: 写真をずっと楽しみでやってきました。ほっとするんです。他のことをすべて忘れて、今この瞬間に焦点を当てて切り取ることができる、それが写真の素晴らしさなんです。撮った写真をお披露目するのは、ライブコンサートをする時ほど自信があるわけでもないんです。写真は自分がどう物事を見ているかを表す手段なので。

撮り方で一番こだわってるのは、色調、光、そして構図です。旅に出ることが多いので、目が留り興味を引かれる光景があれば、特にそこに何か面白さを感じれば、撮ります。あるがままの生(生命、生活)を表現するために。写真が好きなんです。一人の人間としての楽しみを与えてくれます。

僕は一方的にカメラを向けられることが多い立場にいます。だから自分が人間を撮るのはちょっと難しいですね。その相手が完全にくつろいでいるか離れた位置にいる状況でならいいですけど。悲しい状況は撮りません。人が見て「おお、いやだ」と言うようなものは撮っていません。

僕の持っているのは35mmカメラ2台とレンズが8個です。それからハッセルブラッドも持っていて時々使っています。まるでカメラの広告塔ですね。僕のツアー中は、カメラバッグが一番重い荷物なんですよ。

*ハッセルブラッド…スエーデンのメーカーのカメラ wikiリンク 


原文
Over the years I’ve always enjoyed taking photos as a way of relaxing. For me it offers a wonderful opportunity to stop and focus on this moment right here and forget all the other things. I’m less secure [showing my photos than giving a live concert], because my photography is about the way I look at things.

The things I like the most in photography are color, light and composition. I travel a lot. If there is an interesting scene that catches my eye, I photograph it to show life the way it really is – especially if there is something funny in it. I like pictures that let me enjoy myself as a human being.

I’ve been in situations where I’ve so much felt the intrusions of the camera that it’s difficult for me to take pictures of people. It has to be a situation where the person is totally comfortable or far away. I’ve never looked at the sad things, I don’t think I’ve taken anything that you’d see and say, ‘Oh, Lord.’

I have two 35mm cameras and eight lenses, and I have a Hasselblad I use once in a while. I get a lot of flack about it. My camera bag is the heaviest thing on the tour.

*Excerpts from interviews with John Denver
in the Denver Post and Rocky Mountain News in 1983.


2014年10月27日月曜日

ウォークオブフェイム除幕式2


ウォークオブフェイムのセレモニーで撮影された写真が、公開されていましたのでそのいくつかを紹介します。


Jesse Belle  and  Zak
John denver本人の代わりに、受賞の記念写真でポーズを取るジェシーとザック。 



ジェシーの嬉しそうな笑顔。ザックは幼い頃の面影そのままですね。
アルバム『Spirit』のジャケット写真で撮影した時のジョンの写真を手にしています。 



家族、親戚集合写真。
等身大のジョンのパネルを用意しておいてよ〜、て思ったのは私だけ?



お花を捧げたのはジェシーだったんですね。



John Sommers, Denny Brooks, Jim Horn
ジョンのバンドミュージシャンだった3人も式典に参加していたのですね。
(なぜパンを持っているの、ジム ホーンさん)


それにしても、セレモニーでの演奏はこの3人にやってもらう訳にいかなかったんでしょうか。
動画を見られた方はおわかりでしょうが、Trampled by Turtles ってバンドよりももっとジョンに捧げるにふさわしいバンドはたくさんいたと誰もが思ったはずです。アマチュアのジョンのトリビュートバンドの方が、よっぽど心のこもった「Annie's Song」を歌いますよっ!

演奏してしている間の観客の反応を見ていると、明らかにテンション下がってますよ。バンドの後ろで聞いている人達の表情やひそひそ会話してる声がこう言ってましたね。(注:私個人の勝手な解釈です。)
「わ、ひどっ」「ほんまあかんわ、これ」「他におらんかったんかいな」
「楽器の演奏は百歩譲ってまあええとしてもやで、ボーカルや。ボーカルなんとかして〜な」

上手な演奏ならきっとみんな一緒に歌ってたと思うんです。
いかにジョンの歌と演奏が素晴らしかったか再認識する対比のための演出だったのでしょか。
会場にいた人達、動画を見た世界中の人達は、きっとジョンの歌う声が頭の中で響いていたことでしょう。

とはいえ、全体にとても感動的な素晴らしいセレモニーだったと思います。



関連サイト
Variety 記事と動画

CBS Denver 記事と写真 





2014年10月26日日曜日

ウォークオブフェイム除幕式1

2014年10月24日、ハリウッドのウォークオブフェイムでジョン デンバーの「星」設置除幕式が行なわれました。式典の様子は生中継され、その動画を walkoffame.com で見ることができました。

youtubeリンクはこちら


57分の動画の29分ころからセレモニーが始まります。

まずはハリウッド商工会議所 所長CEOのレロン ガブラー氏の挨拶から 



祖母からプレゼントされたギターがきっかけで、ジョンがギターを弾き始めたこと、1963年に音楽の道を目指してロサンジェルスに移り住み、ヘンリージョン デュッチェンドルフからジョン デンバーという芸名を名乗り始めたこと、ミッチャルトリオのメンバーに選ばれてプロ活動をスタートし、ソロになってからは次々ヒット曲を飛ばし成功していったこと、音楽的な功績、社会的、環境問題への貢献について紹介しています。


35分 ジョンの娘、ジェシーベル が紹介されます。

あのちっちゃかったジェシーがこんなに綺麗なお姉さんに成長して!
世界中のJDファンが目を細めて見てたんじゃないですか?このシーンを。
ここでは登壇しただけで、ジェシーの声はまだ聞けません。

          アンナケイト ジェシーベル ザッカリー ジョンの3人の子供たち



レロンさんは次にプラシド ドミンゴ氏からの祝電を読み上げます。

37分 ジョンの友人で共に歌を作った詩人のジョーヘンリー氏のスピーチです。


私は作家でしゃべるのは得意ではないのですが、と前置きしてから、ジョンと初めて共同で作った曲、「Windsong」誕生の思い出を語っています。

レロンさんが、関係者を紹介し、さらに祝電を読みます。一つ目はチェリーレイン関係者?(すみません。名前が聞き取れませんでした。ミルト オクンではなかった。)
二つ目はジェイ レノ氏から。(ザ・トゥナイトショーの司会者です。)大きな拍手が起こりました。

43分 Trampled by Turtles による「Annie’s Song」の演奏 
カントリー系ロックバンドですが、今日はアコースティックスタイルでジョンの代表的な曲を演奏します。



演奏は…うーん。感想を述べるのは別の日にします。

47分 最後の祝電読み上げ。「ジョンの受賞は10個の星に値します。」とバリーマニロウから。

49分 いよいよジェシーのスピーチです。



緊張しているのか、何度も呼吸を整えながら父・ジョンの代わりに受賞することに対して感謝の気持ちを述べています。泣き出すのではないかと思うような表情です。「今ここにお父さんがいてこの喜びを一緒に分かち合うことができたなら」と誰よりも強く思っていることが伝わってきます。 
母親に似ていると思っていましたが、まっすぐか少し上向きに目線を上げたときの目の表情がジョンに似ていると思いました。


50分 やけに陽気な市議らしき方(トム ラボンジと聞こえました)の挨拶で、堅い表情だったジェシーに笑顔が戻ります。なんでカボチャパンをジェシーにプレゼントしたんでしょう。

52分 いよいよ「星」のお披露目です。長男のザック、ジョーヘンリーも加わります。



 ジェシーとザック二人で撮影タイム


星にタッチして!笑って!もっと二人くっついて立って!向きを変えて!
カメラマンから次々声がかかります。
二人とも、芸能人のようにこなれたスピーチや、たくさんのカメラを相手にポーズをとるなんてことには慣れていない一般人だということが見ていてもわかります。

56分 そして最後に家族集合写真です。 



ジョンの弟のロンとその家族が加わっているそうなので、ジェシーの後ろに立っている人がロンかな?子供たちはロンのお孫さんだそう。
ザックの妻ジェニファーもいるそうです。
ついでにカサンドラも。(他の身内はみんなふさわしい服装をしてるのに、カサンドラはねえ…って現地の人のつぶやきを見ました。同意します!)

画面には登場しませんでしたが、演壇から紹介された人の中に、ジョンのバンドメンバーだったミュージシャン達が会場に来ているようでした。
ジョン サマーズ、ジム ホーン、デニー ブルックスの3人です。紹介されるたびに会場から大きな拍手が起こりました。


1982年に受賞した時、そこに名前を刻むことにジョンの執着はなかったのでしょう。
でも残された家族、そして世界中のファンには、あれほどの功績ある人物にハリウッドのこの星がなかったのは納得がいかないし、あって当然の大スターだったから、本当に嬉しい出来事でした。

いつかジョンデンバー聖地巡礼の旅に行くことができたなら、ハリウッド通り7065(2531番目の星)も訪れなくちゃ!





2014年10月22日水曜日

ジョンの住んでいた家


アスペンのスターウッドという高級住宅地にある、ジョンが建てて1997年まで住んでいたお家を覗いてみましょう。このジョンの邸宅が現在売却中のため、不動産屋さんのサイトで写真が公開されているんです。喜んでいいのか、悲しむべきなのか、今まで見ることができなかった家の内外を、美しく撮影された写真でみることができます。


メインハウスは2階建てでベッドルームが6つあるそうです。全体が美しく温かみのある木造になっています。





建物内には暖炉が4つあるそうです。窓からはなんて豪華な眺めでしょうか!


キッチンキャビネットはオーダーメイドの木造品。
2階に多目的スペースのような部屋が見えます。


主寝室の壁にはステンドグラス彫刻。



ここにジョンの蔵書など私有物がたくさんあったのでしょうね。

さらにロフトも。遊び心に満ちあふれた設計が素敵




サウナもついています。


こちらはレコーディングスタジオ。


離れのゲストハウスは1階建てで5つのベッドルーム付き。
メインハウスから素敵な小径を通ってつながっています。

二つの建物の広さ合計は、9100平方フィート(約256坪)
土地は7、61エーカー(30,797㎡/9316坪) 
 
外にはバーベキューエリア、乗馬もできる芝生の広場。


芝生部分は直前の持ち主が広げたそうです。
ジョンが住んでいた時はもっと自然な草地だったのかもしれませんね。



写真はありませんが、敷地内には小さな滝と小川もあります。


ウッドデッキからロッキーの素晴らしい景色が見渡せます。
ジョンはよくここから望遠鏡で星を眺めていたそうです。



デッキでこうやってギターを弾いていたんですね。
(ジョン デンバーオフィシャルサイトの写真より)


不動産屋さんのサイト


動画も公開されています。
建物を紹介している不動産屋さんのキャロル ドプキンさんは、ジョンの友人で、毎年大晦日に行なわれていたジョンの誕生パーティーに参加していたということです。

John Denver(Starwood) Carol Dopkin Aspen Snowmass Sotheby’s International Realty(Yuotubeへ)