【曲について】
John Denver The Complete Lyricsという歌詞集に掲載されているジョンのコメントによると、「The Eagle And The Hawk」は、同名のテレビ番組のために作られた曲だそうです。
1972年に放送され、ビデオもそう普及していなかった頃ですし、この時の映像はほとんど残っていないでしょう。私も見た事はありません。
番組は、猛禽類の専門家モーリー・ネルソンが、傷ついた野生のred tailed hawk(アカオノスリ)を保護した後、手当をして、自然に帰すまでを紹介したもので、女優のジョアン・ウッドワード(ご主人はポール・ニューマン)とその娘のネル・ニューマンが出演していたそうです。
ジョンは、モーリー・ネルソンと親交があり、また番組を制作したロバート・ライガーとも友人だと語っています。
モーリーは、翼の折れた個体の手当をしたり、親鳥が戻って来なくなり巣に残されたヒナの世話をし、猛禽類が安全に暮らせるよう保護活動を続けていました。そんなモーリーの姿勢に感銘を受けたジョンは心を込めてこの「The Eagle And The Hawk」を書いたのだと思われます。
I am the hawk and there's blood on my feathers
But time is still turning, they soon will be dry
歌詞の「blood on my feathers」の部分は、翼が折れたり、傷ついたりした鷹を実際に見ての表現なのだと思いました。
また曲の一番最初に出て来る "I am the eagle"はジョン自身の事とも取れます。「鷲のように飛ぶのが好き」と言っていたジョンは、自ら操縦する飛行機で鷲のように舞うことが大好きでした。
コンサートでは、背景に勇ましく飛ぶ猛禽類の映像を流し、オーケストラやバンドと共に壮大な雰囲気で歌うことが多かった曲です。
*The Eagle And The Hawkはアルバム『友への誓い』に収録されています。
CDは↓この紙ジャケット版がお勧めです。
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