2014年7月2日水曜日

ジム ホーン ジョンへの思い

 ジム ホーンのアルバムを調べていて、彼のHPでジョンへの思いのこもった文章を見つけました。拙い日本語訳となりますが、ここで紹介いたします。
         

 ジョン デンバーと仕事をすることは私にとって常にチャレンジだった。私は様々なアーティストとレコーディング、共演をしてきたが、楽器を使って自分自身を表現する可能性を引き出してくれたのはジョンだけだった。


1979年、ジョンに呼ばれ、彼の音楽に新しいことを試してみたいと話を持ちかけられた。フルート、リコーダー、サクソフォンを曲作りに加えたいと。その時から、私はジョンの音楽の中で、風になり、水になり、鳥になった。演奏で特に好きなのは「カリプソ」だ。私がカモメや大海原を表現している音を聞くと、彼は会心の笑顔で振り返ってくれた。それがステージ上でのコミニュケーションの取り方だった。


 ジョンと共に私は世界中を旅した。そんな旅の中で様々な人生経験をさせてもらった。中国で万里の長城を歩き、エジプトでピラミッドを目にし、世界中の食べ物を口にした。ツアー中、彼はバンドミュージシャン達を敬い、楽しく快適であるよう気配りしてくれた。ジョンは自身の音作りに私達ミュージシャンがどれほど貢献しているか、そしてどれほど感謝しているかを常に語ってくれるのだった。

 ジョンはまた私達に素晴らしい体験をさせてくれた。ある時カンサスシティーで、彼の双発機に乗せてもらったことがある。彼から皮の帽子とゴーグルとパラシュートを渡された。パラシュートなんていらないのに、と私が言った途端、ジョンは命令口調になった。「つべこべ言わずに装着しろ!」私は思わず「イエス、サー」と答えた。そして飛行機に乗り込んだ。高度1000フィート(約300m)に達した時彼から操縦桿を持たせてもらった。ディズニーワールドにだってこんなアトラクションはない。あの日空の上でジョンと味わった経験に代わるものは。
 
 ジョンの音楽はカントリーフォークからメッセージソングへと変遷した。彼は私達の地球を、飢餓や紛争や不必要な戦争をとても案じていた。ジョンの音楽はこの先もずっと受け継がれていくと信じている。ジョンの友情、力強い魂は今も私達と共にあると。


ジム ホーンのサイトはこちらです。
http://www.jimhornmusic.com/biography.html
ジョンとジム
ジム ホーンのサイトより

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